歴史と伝統のギターメーカー/Gibson(ギブソン)

“Gibsonは、ギブソン・ギター・コーポレーションといい、
アメリカ合衆国、テネシー州ナッシュビルに本拠を置く楽器メーカーです。
 
主にアコースティック・ギター、エレクトリック・ギターを製造し、世界でも著名で歴史と伝統のある会社です。
他にもマンドリン、バンジョー、アンプ、弦、ピック等も製造しています。
 
Gibsonの歴史は、1894年にオーヴィル・ヘンリー・ギブソンがミシガン州でマンドリン製作を始め、
小さなショップを開店させたのが始まりです。
1902年、Gibson Mandolin-Guitar Mfg. Co, Ltd. が設立され、
その当時の主力楽器はマンドリンで、第一次世界大戦後にはバンジョーの生産も始めます。
 
1920年代から1930年代にかけ、革新的なギターのデザインに貢献し、
アーチトップ・ギターL5の製作は初期の大きな仕事となりました。
 
1936年、初のエレクトリック・ギターをES-150を発表し、チャーリー・クリスチャンによって演奏され、
その後のジャズギターの歴史に大きな影響を与えました。
 
1952年、レスポールが発売されます。レスポールは、人気ギタリスト、レス・ポールとGibsonが共同開発したソリッド・ギターで、その後、名ギタリストがレス・ポールを使用した事でエレクトリック・ギターの標準となり、愛用されており、58、59年製のオリジナルモデルは歴史的に価値のあるものとされています。
ギブソン レスポール

 
また、斬新なデザインのエクスプローラー、フライングV、セミ・アコースティック・ギターで人気の高いES-335等のシリーズもこの時代のものです。
 
1957年、アコースティック・ギターメーカーのEpiphoneを傘下に収める。
1961年、エレクトリック・ギターSGを発表。
1975年、テネシー州ナッシュビルに工場を建設し、ほとんどのGibsonのギターの製作を行っています。
 
1986年、ヘンリー・ジャスコヴィッツ、デイヴ・ベリーマンらがGibsonを買収し会社の再編を行い、
80年代不況等で深刻な危機に陥っていた社を再び復活させます。
 
その後、イギリスのギター&ベース・アンプのメーカー等を傘下に収め、
2012年、音響機器メーカー、オンキヨーに資本参加し、今では、総合楽器メーカーとして発展しています。

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