ギター買取査定の依頼をお電話にていただきました。
フェンダーのベースギターを売りたいとのお話でしたが、話しているうちに、
「もう一本ボロボロのギターがあるんですが、引き取っていただけますか?」
とのお話・・・ちなみにと、メーカー名を尋ねたところ、
「ヘッドに「K・I・D・S」って書いてありますけど~」
え・・・もしかして、あのKIDSギターですか?
という事で行ってきました。
すばらしい!!
確かにかなりホコリかぶってますけど、なかなか程度いいです。。
ボロボロではなく、レリック加工の「スティーヴィー・レイ・ヴォーン・モデル」。
ひとしきりテンションが上がったところで、買取額の交渉です。
KIDSギターSRVモデルとともに出てきたのが、
フェンダーUSAのプレベ「Elite」です。
83年から一年足らずで販売終了した希少なプレベで
当時では、画期的なプレイアビリティーの高い多くの要素が投入されていました。
しかし、すぐに販売終了してしまったのには、理由があります。
あまり、人気がなかったんですね。
当時の最上位機種でしたが、本来のプレベに比べ思いっきりロックという感じではなく
潔さに欠ける音という評価だったらしいです。
また、この個体はファインチューナーのつまみがなかったり、
コントロールポッドの芯が折れてたりで結構手間がかかりそうな状態です。
天下のフェンダーUSAですが、私の査定額では、完全にKIDSに軍配があがります。
今回の件で、対応してくださった方は、
高校を出て数年ではないかと言うくらいお若い女性の方だったのですが、
似つかわしくない渋いギター達だったので、入手経路を尋ねたところ
頂き物だそうです。。。
いいなぁ~と、思いながらも2本まとめての査定額を伝えると、
「う~ん」と、かなりの難色を示されてしまいました。
難色を示されてしまったので、
「ご希望額がありましたか~?」と、聞いてみたところ・・・
「○○○○○○円くらいは・・・」××××××これは、完全に撃沈の金額です。
よくよく話してみると、フェンダーのプレベがものすごく高いと刷り込まれているようで・・・
少し査定の根拠を説明させていただきました。。
只、あまり詳しくない方のようで、私のウンチクには、あまり興味を示さず・・・
「じゃぁ~、あと○○○○○円!」××××××
KIDSギター欲しいが為、結構ギリギリの金額を提示していたのですが・・・
女性は強しですね。。
なんとか、買取成立とさせていただきました。
その後、「これも持って行きます?」と出てきたのが、
モーリスの縦ロゴ「W-39M」! ご覧の通り「D-45」のコピーモデルです。
キズが多かったり、ピックガードが浮いてズレていたりしてますが、
何とかなりそうです。
最近は、ジャパンヴィンテージも相場が下がってるようですが、
これ、結構いいんですよね。試奏が楽しみです。。
Sさま、どうも有難うございました。