1965年頃に製造されたバーンズの12弦ギター”DOUBLE SIX”。
当時の”Tri-Sonic”が載った希少な個体です。
1959年にイギリスで創設されたギターブランド”Burns”。
バーンズは、クイーンのギタリストであるブライアン・メイと協力して、トライソニックが載ったレッド・スペシャルのレプリカを製作し、ギタリスト・マガジンによって”ベスト・エレクトリック・ギター”を受賞した後も常に独創的なモデルを発表しつづけています。
当機は、シリアルより1965年に製造されたと思われる12弦ギター”DOUBLE SIX”。
バーンズは、1965年に”Baldwin Organ”に売却され、この年からはピックガードの一部に”Baldwin”ロゴが入ったはずですが、この個体は”Burns”ロゴのままなのでこの部分だけ交換されている可能性もございます。
1966年に公開されたエルヴィス・プレスリー”スピンアウト”の最初の音楽シーンで、エルヴィスが”Burns DOUBLE SIX”で演奏している姿が描かれており、ブライアン・メイがリードボーカルを取った「ロング・アウェイ」では、主ににバーンズの12弦ギターが弾かれています。
ピックアップは、当時の”トライソニック”ですが、年代的にもブライアン・メイ所有のレッドスペシャルに載せられている”トライソニック”と非常に近いPUが搭載されている大変希少な個体です。