
モダンな演奏性と実戦的な機能、美しいプロポーションを兼ね備えたエレガット。
クラシックギターの佇まいに、演奏性と現代的な機能性を融合させた一本。Crews Maniac Soundによるエレガットモデル”Memory of Sonoma Classical RA-01″。
クラシカルな外観ながらカッタウェイ仕様を採用し、ハイポジションのプレイもストレスフリーで、高速フレーズにも余裕で応えてくれます。ガットギターでありながら、表現力とスピード感を兼ね備えた、非常に演奏性の高いモデルです。
ジョイント方式は12フレットジョイントを採用。現在主流の14Fジョイントに比べ、よりクラシックギター然とした外観を持ち、胴鳴り感に優れた設計となっています。12F上でネックとボディが接合されることで、弦振動のピークがボディにしっかりと伝わり、ふくよかで深みのある鳴りを実現します。加えて、ブリッジ位置がボディ後方=お尻の最も膨らんだ部分に配置されることで、さらに豊かな響きをサポート。カラッとした抜けの良い音色というより、艶やかで落ち着いた響きを好む方には特におすすめです。
ヘッド形状は、先端がシャープに設計されており、ナットからペグまでの弦ができるだけストレートなラインを描く構造になっています。これによりチューニングの安定性が向上し、演奏中の安心感にもつながっています。合理性を追求したレオ・フェンダーも好んだ、実用的な設計思想が反映されています。
ナット幅は48mmで、通常のクラッシックギターよりは細めの設定。エレキに比べると広めではありますが、ガット弦の太さや押弦時のフィーリングを考慮すると、非常に理に適った仕様です。コードの押さえやすさや指運びのしやすさは、使い込むほどに実感できると思います。
プリアンプには、CrewsオリジナルのRA-01を搭載。コンデンサーマイクを内蔵し、ピエゾだけでは再現できない空気感とボディ鳴りを絶妙にミックスできます。粒立ちの良いアタック感と、ガットギターらしいあたたかみあるサウンドの両立が可能。しかもコンパクトな設計のため、生鳴りをスポイルすることもなく、ナチュラルなサウンドを最大限に活かせる点も魅力です。
クラシックギターの美しさに、モダンな演奏性と実戦的な機能を兼ね備えたこの1本。ガットギターを愛するすべてのプレイヤーに手に取っていただきたい、Crewsならではの珠玉のモデルです。