エレキギターの原点であり、1950年代の誕生から現在に至るまで数多くのギタリストの魂を揺さぶり続けてきたフェンダー・テレキャスター。今回は、フェンダーUSAの歴史を語る上で極めて重要な「コロナ工場移転初期〜90年代初頭」の熱いクラフトマンシップが宿る銘機が入荷いたしました。東京都足立区のお客様より店頭にお持ち込みいただいた、実戦向きの熱いカスタムが施された1991年製「American Vintage ’52 Telecaster(当時はU.S. Vintage名義)」をご紹介いたします。
| 買取商品 | Fender USA American Vintage ’52 Telecaster (1991年製 / モデファイ品) |
|---|---|
| 買取方法 | 店頭買取 |
| 買取地域 | 東京都足立区 |
| 商品の状態 | 使用感あり(ラッカーリフィニッシュ・フロントハム換装) |
1991年製の”U.S. Vintage ’52 Telecaster”。
ボディ/リフィニッシュ、フロントPUをハムバッカーに換装。
ヴィンテージ市場で人気のある年代のモデルを復刻した「アメリカン・ヴィンテージシリーズ」は、Fender USA レギュラーラインにおけるトップグレードの位置づけで、フェンダー社を代表する歴史のあるシリーズ。上位ブランドのフェンダー・カスタムショップと比べても遜色のない「ヴィンテージへのこだわり」と「高いクオリティ」が共存したモデルです。
そのルーツは、1982年にさかのぼります。それまでフェンダーは、過去のギターの仕様を再現したリイシュー・モデルの製造をしたことがありませんでしたが、80年代のビンテージ・ギター・ブームの煽りを受け、1982年に”ビンテージ・シリーズ”を発表。その後はシリーズ再編に伴い、1998年に“アメリカン・ビンテージ”と改名。2018年に登場した”American Original Series”の発売を受けて一時生産完了となりましたが、2022年にファンの熱い要望に応えて”American Vintage II”として復活しています。
当機は、1952年頃のヴィンテージ・テレキャスターを再現した、1991年製の”U.S. Vintage ’52 Telecaster”。ハイ・クオリティなヴィンテージ・リイシューモデルとして、ヴィンテージ・フェンダー系ファンには非常に高い人気の定番モデルです。
ボディは薄塗りのラッカー塗装でリフィニッシュされております。また、フロントPUがハムバッカーに換装されており、実測、約4.1kgと重めの個体ですが、その分サウンドも太くパワーと厚みのあるファットなリードトーンからリアのシングルPUで高音域の効いたテレキャスらしいジャキジャキのカッティングサウンドも得られます。
注)当機は、改造等がふくまれますので詳細は下記をご確認ください。
◎フロントのPUがハムバッカー(Seymour Duncan 59BJ)に換装されております。ザグリはキレイに施されています。
◎ボディはラッカーの薄塗りでリフィニッシュされております。あまり目立ちませんが、よく見ると下地の小傷が数ヶ所確認できます。
◎ネックジョイントプレートが換装されております。シリアル付きのプレートですが、およそ1963年頃のプレートだと思われます。
◎ストラップピンが、ロックタイプに換装されております。
フロントに搭載された「Seymour Duncan ’59 (59BJ)」は、伝説的なピックアップ職人である丸山マリカ氏(初期ダンカンのシニアビルダー)の手による希少なカスタムショップ期を思わせる「J」刻印入りの逸品。1970年代にキース・リチャーズ(The Rolling Stones)が愛用した通称”Micawber(ミカウバー)”を彷彿とさせるカスタムスタイルです。アッシュボディのしっかりと詰まった約4.1kgのウエイトと薄塗りラッカー特有のダイレクトなボディ鳴りが融合し、フロント選択時にはジャズや泥臭いブルースロックに最適な骨太で粘りのあるサスティーンを放ちます。ミックス・リアポジションへと切り替えれば、テレキャスター本来のエッジが際立ち、圧倒的な音圧を誇るカッティングマシンへと変貌を遂げます。
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実戦でガンガン弾き込まれてきたことが一目で伝わる、凄みのある「使用感あり」のコンディションです。ニトロセルロースラッカーによる薄塗りのリフィニッシュボディは、木部の質感をダイレクトに感じられる見事な風合い。よく見ると下地の小傷が数ヶ所確認できますが、それらも含めて長年ステージを共にしてきた相棒としての「風格」や「貫禄」へと昇華されています。ヴィンテージギター同様の経年変化(ウェザーチェックや傷)を楽しみたい実戦派のギタリストにはたまらない佇まいです。
コンディション詳細
数々のモデファイ(改造)が施されていますが、ギターとしての基本構造やプレイヤビリティは非常にハイレベルで健在です。太めの1ピースメイプルネックは完璧にストレートをキープ。トラスロッドは左右しっかりと回り、十分な調整幅を残しています。フレットは一度打ち換えがなされている形跡があり、ローポジションの偏摩耗もなく全体で7〜8割の残量をキープしており、ビビりや音詰まりはありません。換装されたダンカン59ハムバッカー、リアのオリジナルシングル、各ポット、3Wayセレクターに至るまで電装系はノイズレスにフルメンテナンス済みです。
査定ポイント
・Fender USAの歴史において「コロナ工場製造期」の初期にあたる、市場人気の高い1991年製という希少価値
・フロントに名作「Seymour Duncan 59BJ(J刻印入り)」をマウントした、実戦的カスタムへの適正評価
・ボディ鳴りを最大限に高める「薄塗りニトロセルロースラッカー」での丁寧なリフィニッシュワーク
・1963年頃の希少なヴィンテージ・フェンダーのシリアル入りネックプレートが装着されている点(パーツ単体価値も考慮)
・店頭買取(足立区より直接お持ち込みいただき、パーツ変更やリフィニッシュのクオリティを詳細に精査したカスタム品高額査定)
買取相場について
Fender USAのAmerican Vintage ’52 Telecasterは、同シリーズの中で圧倒的な不動の人気を誇り、中古市場でも常に高値で取引される大定番モデルです。一般的にリリフィニッシュやピックアップ換装といった「改造品」は大幅な減額対象となる買取店が多いですが、当店では「施されたモデファイの美しさ(丁寧なザグリなど)」や「搭載パーツの希少価値(1963年頃のプレートやダンカン初期型PU)」を一点一点個別にプラス査定。単なる中古品としてではなく、プロ仕様にカスタムされた「価値ある一本」として、最新の市場相場に準拠した最高水準の買取価格をご提示しております。
まとめ(買取の観点から)
今回お売りいただいた1991年製の「’52 Telecaster」は、前オーナー様の「極上の実戦仕様テレキャスターを作りたい」という拘りと情熱が、素晴らしいポテンシャルのまま現代へと受け継がれたロマン溢れるカスタム品でした。使用感や改造等はございましたが、パーツ個々の価値と全体の出音の素晴らしさを正当に評価し、納得の査定額へと反映させていただきました。
当店ではFender USAのアメリカン・ヴィンテージシリーズ(’52 TL、’57 ST、’62 ST、’62 JB、’57 PB等)をはじめ、American Vintage II、Custom Shop製品、さらにはヴィンテージ・フェンダーまで徹底強化買取中です。足立区、荒川区、葛飾区近隣や東京都内で、大切にカスタムされてきた愛機をご売却の際は、ぜひ【サウンド-プラグ】にお気軽にご相談ください。
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