
「プレCBS期」の”デュオ・ソニック”が入荷。フルオリでダメージの少ない”エクセレント・コンディション”の個体です。
ミュージックマスターの兄弟モデルとして、56年中期に発表された”デュオ・ソニック”。スチューデントモデルながら、1ピックアップ仕様のミュージックマスターに比べ、2ピックアップ仕様の”デュオ・ソニック”は、ワンランク上のモデルに位置づけられていました。
“デュオ・ソニック”で最も特徴的なのはピックアップ切り替機能で、3ポジションのトグルスィッチをヘッド方向に倒したときにはフロントのみ、中央の時にはフロント+リアの直列(シリーズ)ブリッジ方向の時はリアのみと言うように切り替えることができます。
“デュオ・ソニック”に採用されているピックアップは、互いに逆巻きコイル・逆磁極ボールピースであるため両ピックアップの直列接続時にはいわばハムバッキングと同様な効果を果たして中域が豊かなサウンドかつハムノイズが軽減されるようにデザインされています。このピックアップを製品化したのがギブソンのハムバッカー登場より1年も早かったという点は興味深い事実です。
当機は”Pre CBS期”の63年に製造されたサンバーストフィニッシュボディの”デュオ・ソニック”。
上質なハカランダ指板を採用した3/4スケールのメイプル1ピースAネックにクレイドットのポジションマーク。
外観に若干の小傷等はございますが大きなダメージはなく、製造より60年経過しているとは思えないエクセレント・コンディションの個体です。
また、ピックアップを含め改造等の形跡がない”フルオリジナル”の状態で、音圧も十分にあり、気持ちの良いヴィンテージサウンドをお楽しみ頂けます。