
1974年製、アルダーボディ/メイプル指板のジャズベです。
使い込まれた”ヴィンテージ”らしいルックス。
1960年のジャズ・ベース発売時から継続していた、4ボルト・ネックジョイントの最終期、74年製のジャズ・ベース。
この後、74年後期には既にストラトキャスターに導入されていたマイクロティルト機構が備わった、3ボルト・ジョイントに変更されて行きます。
1974年は、ボディ材にアッシュが使われ始めた時期になりますが、本器はアルダーが使用されており、1Pメイプルネックといったマテリアル構成。リアピックアップがブリッジ側に寄った70年代のPUレイアウトとなっております。
PUは”Bartolini”のパッシブタイプに変更されておりトーンポッドをpull Upする事によって通常のシリーズ接続からシリーズ(直列)接続になり、太くパワーのある音質が得られます。その他、ポット類、コントロールプレートとブリッジやビス類も変更されている箇所が多いと思われます。
最近まで実戦で愛用されていたベースで前オーナーによる実践的な改造が施された個体。仕様による塗装剥げやウェザーチェック、塗装の溶けなど自然に使い込まれた”ヴィンテージ”らしいルックスは、大変魅力的です。