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Ovation/オベーションと長く付き合うために

ブログ最終更新日:2023年10月15日

いわゆるエレアコの代名詞として知られる「オベーション」は、ヘリコプターのプロペラを作る技術でギターのボディを作ってしまったという画期的なブランドです。
現在ではブームが落ち着いている印象がありますが、ステージで演奏するアコギといったらオベーション一択、という時代が長くありました。 アコギとして一般的なサウンドホールを持つモデルもありますが、
やはりオベーションといったら左右にちりばめられた小さなサウンドホールのモデルの印象が強いと思います。

Ovation(オベーション)Elite Standard の画像

Ovation(オベーション)Elite Standard 神奈川県にて出張買取

そもそも普通のアコースティックギターとも全く違う設計のギターですからサウンドも独特で、
アコギとして使用されることが多い反面「エレキでも、アコギでもない」という位置づけがされます。
普通のエレアコ同様にDI経由でPAに送る使い方がされることが多いのですが、ギターアンプに差して鳴らすことを想定して設計されているようで、例えばChar(=竹中尚人)さんは、オベーションをローランドのJC-120につないでいました。

ラウンドバックという独特のボディ構造は、立って演奏する時のフィット感が独特で、窮屈さのない感触です。
太ってお腹が出てくると楽器が持ち上がってしまうので、気になる人は座って演奏しましょう。
座って演奏するときには太ももから滑って前に出てしまうことがありますから、
演奏する姿勢を工夫するか、ストラップを使用するかする必要があります。

Ovation(オベーション)Viper YM63 の画像

Ovation(オベーション)Viper YM63 東京都港区にて出張買取

このオベーションですが、10年20年と愛用し続けるためには死守しなければならないルールがあります。
それは、「弦を必ず緩めて保管する」ということです。 カッタウェイモデルならばなおさらです。
プロペラの素材だから実現できた、木材での再現が非常に難しいラウンドバックボディですが、長期的に見ると木材ほどには張力に耐えられないようです。
弦が張りっぱなしの状態が続くと、ネックの接合部分を中心としてボディ裏が弦の張力に負け、徐々に変形してきます。
カッタウェイモデルはこの接合部分の体積が削られているので、余計に変形します。
この影響がボディトップに出て、ぐねぐねに湾曲することになり、最後にはトップが変形に耐えきれずに割れてしまいます。割れたトップをつなげることはできますが、変形してしまったボディを復元することは大変な困難になります。
これについては完全な修理をすることはできないと思ってもいいでしょう。

オベーションの中古品を買うにあたっては、このボディトップのゆがみをよく観察する必要があります。もちろん普通のアコギにつてもこれは同様なのですが、
年代の古いものは年代相応に多少のゆがみが出てくるものです。
あまり目くじらを立てず、ある程度は年代相応と割り切ってください。

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